パークハイアット東京 ニューヨークグリル 2004.1
以前、ちょっと高い某日本料理店としておきましょう。
友人が洗面所に立った時、店員が「しめてXX円になります」と言いに来ました。一瞬「?」と思ったのですが そう、その友人は席にいる私達が気がつかないうちに払ってくれるつもりで、トイレに行く前に 清算をお願いしていたのです。
若い店員はそれをわからずに清算した金額を私達に伝えてしまったという次第。
おかみがその失態に気づいてたいへん謝ってくれました。

このニューヨークグリルでもおなじ事をやらかしてくれました。
今日は後輩の誕生日で私がごちそうしたのです。 私がカードでチェックをお願いしたところ、彼女の側にカードの伝票を置いたので金額が思いっきり見えてしまい、 それまでいい気分だった彼女も「ごめん高かったね」と気にしてしまいました。
ああ、なんて気が利かない…(>_<) (江戸弁でいうと「トウヘンボク」)
チェックをお願いしたスタッフと伝票を持って来たスタッフは別人だったので 連絡ミスでしょうが、ここでは謝るおかみもいません。 老舗と言われている店に比べるとやはりサービスがスマートじゃない、と思ったのですがどうでしょう。


ブッフェ台には彩り鮮やかなアンティパスト(前菜)と、デザート(ともに10種類以上)が並んでいて、メインを1つオーダーする サイドメニューブッフェです。
ナイフとフォークは前菜用とメイン用に1セットづつあるだけで、 お皿と一緒に下げられたっきり替えを持って来てくれません。
メインを食べてしまうと前菜に戻れないし、デザートを食べる時は席を移してそちらでコーヒー・紅茶を 頼むのですが、そこに初めてデザート用のカトラリーが置いてあるので先にデザートを食べるわけにも行きません。 好きな順番で好きな物を好きなだけ、という自由のないここは食べ放題とは言えません。 たぶんお店の人も食べ放題のつもりでやっているわけでもないのです。
食べ歩きが趣味だった私はイタリアンはもちろんフレンチやらエスニックやら行って、 メインが1品しか選べないところとか、量が多かったり少なかったりとか、お腹が苦しくなって最後にやっとデザートとか、 そういうのが嫌で食べ放題に行くようになったので、ここのシステムは好意をもてません。
メインの魚(本日のお魚はメダイ・高級魚!)ももちろん美味しいのですがサルバトーレ・クオモ氏の所の方が美味しかったと思いました。他のメインのほうが美味しかったのかも知れませんが それを確かめようもないのがメイン選択制の限界です。
コーヒー紅茶を注文する時にアイスティーはアールグレイではないかということを確認して、スタッフはイングリッシュブレックファストだと言うので 安心してアイスティーを選んだところ、来たのは見事にアールグレイ。他の種類は無いとのことであきらめてそのままにしていたのを、スタッフが気をつかってアイスコーヒーに替えてくれたのは ありがたかったですが、私も恐縮してしまいうまくくつろげません。
私がグラスワイン1杯、友人がビールを2杯飲んで税サもついて2人で1万4千、もし私がもう1杯グラスワインを頼んでいたら 1万6千ですし最後まで値段がわからないのです、先日行ったトレーダーヴィックス(生ビール・スパークリングワイン・税サ込¥6,000)の方がずっと安心出来ます。
とはいうものの「天空」という言葉が浮かぶほど景色は素晴らしく(毎日下界を見下ろしているスタッフ達は自分が偉くなったような気がしてきてしまうのではと思います) ケーキはとても美味しいです。食べ放題だと思わなければ、魅力的な店だとは思っています。

ニューヨークグリル
 11:30〜14:30
 平日 ¥4,600(税サ別)
 土日祝¥5,800( 〃 )
 コーヒー・紅茶
 土日祝はスパークリングワイン1杯つき

新宿区西新宿3-7-1-2 パークハイアット東京52F
5323-3458


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