『カッコーはコンピュータに卵を産む』という本をご存知でしょうか。
主人公は、自分のネットの課金がたった75セント高かったのを気にとめて、
原因を調べるうちに結構大きな問題であることに気づいていくという
話です。

インターネットの向こうの相手をつきとめるために、
おとりのニセ機密文書を作ったり、
古い電話回線のところでは手作業で逆探知をする様子とか
なかなか興味深くて面白いんです。
まあネタバレはこの辺にしときましょう。

この本を初めて読んだ1991年、私はオフコンのプログラマーであり、
パソコンやインターネットのことはほとんど知らなかったので
イマイチぴんと来ない個所が結構ありました。
いまは私もインターネットユーザーで、話があらためてわかるようになり、
日本でもインターネットの認識がだいぶ広まり、
してみると、日本はアメリカに数年遅れてるように思いました。

だけど、課金が100円高くても全然気にも留めないと思うんです。
『あっれ〜なんか使ったっけ?』くらいで。
でも、もしかしたらその100円が・・・?

まあ図書館で見つけたら読んでみてください。

1999.8.11

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