上野・不忍池（しのばずの池）の脇に建つ老舗の中国料理店です。今風のきれいなビルに建て替わって 公式サイトにはランチバイキングのことがちらっと書いてあったので念のため予約して行ってみました。 2002年以来です。
店の外にはランチバイキングがあることがわかるような表示は一切ありません。
外エスカレーターで２階に上がると待合用にソファが置かれた広いエントランスホールです。 古いお姉さんが「本日はどちらへ」と すぐに聞いてくるので「ランチバイキングに…」というとそちらのエレベーターで５階になりますと案内されました。

以前来たときは店舗らしい所だったと思いましたが、今はバンケットルームの一部を使って ランチバイキングの会場にしているようです。
今日は小さな個室の２つを仕切らないでの会場のようで、 予約人数によっては部屋のレイアウトも、もしかしたら階も変わるのでしょう。

予約をしておいてよかった、窓側に案内されました。５階といえど外は上野公園＆不忍池、 不忍池の蓮の花が見え、ひらけた眺望でスカイツリーも見えます。建築中のビルもいっぱいあってこの景色が 今だけのものと感じます。
とりあえず東天紅のビルに入り、他のレストランとの選択肢として予約なしでランチバイキングに 来たお客さんもいたようです。
こじんまりした部屋の壁側２面に料理とデザートが並べられています。

料理の印象は昔と変わらず、日本人にもなじみ深いメニューの、ちょっと上流な味の料理です。 珍しいと思ったのはトウモロコシの衣のいか団子くらいで、あまり変わったもの、面白いものはありません。 逆に言うと、誰と来てもはずさない安定感、かな。
変わらないというのも老舗らしさ。上野東天紅の中で一番気軽に入れるランチです。
◇改装前のレポート（2001年）

帰りにちらっと蓮（はす）の花を見に行ってみたよ。睡蓮（すいれん）と違い池の上に背丈ほどもある長い茎と大きな葉がぼわっとつき出て、 ピンク色の巨大なつぼみがすごい圧倒感。花のことはほとんど知らないけどこんな大きな蓮、じつは珍しいんだろうなあ。