素材のアイテムを縛り、出来るお菓子はフランス菓子に縛り、その制限枠から美しさ
と美味しさが生まれる、そんなエルメのスイーツ達。
そのなかで薔薇+フランボワーズ+ライチの組み合わせに縛り、それをいろいろに
アレンジした「イスパハン」が今日は「花のテーマ」とい
うことでメインで出ていました。 バルカンからアラブにかけての国々は薔薇を食べます。ペルシャ料理の食べ放題 では歓迎の印にローズウォーターを手や身体にかけられたし、飲み物としても出て来ました 。ブルガリアではフルーツソースのようなローズエリクシールという甘味料があ ります。もちろん薔薇ジャムもこの辺り。 エルメには詳しくありませんが、イスパハンというネーミングもきっとそんな異 国情緒を表わしているのでしょう。 ※或いはイスファハン、ペルシャ、サファービー朝の首都。 |
コース形式でテーブルサービスで出されたイスパハンのアイスクリームは、薔薇とライチのコンポートのアイスで
とても小さく、皆もっと食べたいと言っていました。そう思わせるこの少なさ、計算だな。 その後はブッフェ形式でケーキが並べられました。 サントノーレ・イスパハンの小さなシューにはりんご飴くらいパリパリの飴がか かっていましたが、ローズレッドにラメのような光彩があり不思議な美しさでし た。 キャラメルのマカロンは花じゃないのに何故?と思ったら、fleur de sel、ここ に花がありました。「塩の花」つまり塩の結晶。いわゆる塩キャラメルか。これも花シリーズに入れるのは 後からお花をちりばめたケーキ、が出て来ました。 名前などは詳しい方にお任せするとして、すべてが可愛く美しいケーキでした。 |
最初にコースで出る料理達、野菜のフランはズッキーニの水気が出てしまって特に工夫はしていない感じ。
玉ねぎのキッシュ、は新玉ねぎの季節柄か甘くて美味しかったけどまぁ普通。チキンのフリットは火通しすぎ。
自分がデリ系は好きじゃないだけで、カフェの料理としては充分美味しいのだろうと思います。 ドリンクはコーヒー、紅茶などとありますが実際ハーブティーやカフェラテなども注文出来、充実していました。 スタッフのサービスもスマートです。 昔行った時はこんなにケーキ無かった。もちろん値段も変わったけど相応に楽しめました。 エルメのファンの方は高いとはまったく感じないようですね。 期間限定で時々開催されており、デザートブッフェでも最高ランクの価格帯ですが予約は困難です。 ◇最初のレポート(2003年6月) |
Pierre Herme Salon de The ピエール エルメ サロン・ド・テ ケーキ・デザートフェア「花をテーマしたケーキ」 2008年4月24・25・27・28日 19:00~21:00 ¥5,250 コーヒー・紅茶ほかフリードリンク 予約制 浦安市舞浜1-4 イクスピアリ3F グレイシャス・スクエア 047-305-5655 |
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ケーキ | 千葉 |