ピエール エルメ サロン・ド・テ
イクスピアリ
Pierre Herme Salon de The 2008.4


【閉店】2012年2月15日をもって閉店

素材のアイテムを縛り、出来るお菓子はフランス菓子に縛り、その制限枠から美しさ と美味しさが生まれる、そんなエルメのスイーツ達。 そのなかで薔薇+フランボワーズ+ライチの組み合わせに縛り、それをいろいろに アレンジした「イスパハン」が今日は「花のテーマ」とい うことでメインで出ていました。
バルカンからアラブにかけての国々は薔薇を食べます。ペルシャ料理の食べ放題 では歓迎の印にローズウォーターを手や身体にかけられたし、飲み物としても出て来ました 。ブルガリアではフルーツソースのようなローズエリクシールという甘味料があ ります。もちろん薔薇ジャムもこの辺り。
エルメには詳しくありませんが、イスパハンというネーミングもきっとそんな異 国情緒を表わしているのでしょう。
※或いはイスファハン、ペルシャ、サファービー朝の首都。


コース形式でテーブルサービスで出されたイスパハンのアイスクリームは、薔薇とライチのコンポートのアイスで とても小さく、皆もっと食べたいと言っていました。そう思わせるこの少なさ、計算だな。
その後はブッフェ形式でケーキが並べられました。
サントノーレ・イスパハンの小さなシューにはりんご飴くらいパリパリの飴がか かっていましたが、ローズレッドにラメのような光彩があり不思議な美しさでし た。
キャラメルのマカロンは花じゃないのに何故?と思ったら、fleur de sel、ここ に花がありました。「塩の花」つまり塩の結晶。いわゆる塩キャラメルか。これも花シリーズに入れるのはダジ ャレちょっとした遊び心かも知れません。
後からお花をちりばめたケーキ、が出て来ました。 名前などは詳しい方にお任せするとして、すべてが可愛く美しいケーキでした。


最初にコースで出る料理達、野菜のフランはズッキーニの水気が出てしまって特に工夫はしていない感じ。 玉ねぎのキッシュ、は新玉ねぎの季節柄か甘くて美味しかったけどまぁ普通。チキンのフリットは火通しすぎ。 自分がデリ系は好きじゃないだけで、カフェの料理としては充分美味しいのだろうと思います。
ドリンクはコーヒー、紅茶などとありますが実際ハーブティーやカフェラテなども注文出来、充実していました。 スタッフのサービスもスマートです。
昔行った時はこんなにケーキ無かった。もちろん値段も変わったけど相応に楽しめました。 エルメのファンの方は高いとはまったく感じないようですね。
期間限定で時々開催されており、デザートブッフェでも最高ランクの価格帯ですが予約は困難です。
◇最初のレポート(2003年6月)



Pierre Herme Salon de The ピエール エルメ サロン・ド・テ
 ケーキ・デザートフェア「花をテーマしたケーキ」
 2008年4月24・25・27・28日
 19:00~21:00
  ¥5,250
 コーヒー・紅茶ほかフリードリンク
 予約制

浦安市舞浜1-4 イクスピアリ3F グレイシャス・スクエア
047-305-5655



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